Sunday, March 20, 2011

Fukushima 吉岡律夫氏による解説 (4)

吉岡律夫氏の福島原発第一の事故の状況分析第七報と第八報の二本が追加されています。

失敗学会の記事 Page: "今、福島で何が起きている?何故起きたのか?これからどうなる?"
第七報の PDF: "臨界事故が起きない理由"
http://www.shippai.org/images/html/news559/YoshiokaMemo7.pdf (Link)
第八報の PDF: "水蒸気爆発は起こらない"
http://www.shippai.org/images/html/news559/YoshiokaMemo8.pdf (Link)

これまでの解説と繋がっているので、最初から読まないと少しわかりにくいかもしれません。それぞれ、原子力工学の素人に非常に親切な解説になっていると思います。もちろん、いくら元東芝研究員で福島原子力発電所の設計に参加されたとは言え、公表されている以上の測定情報は持っていないでしょうから、それらの測定情報が誤っていれば、現状の分析も歪められてしまう可能性もあるでしょう。

氏は、津波被害による火力発電所の運転停止長期化が引き起こすの東京大停電も心配されているようです。根拠はよくわかりませんが、いずれにせよ現在行われている計画停電がよく準備された仕組みでないことは東京電力の慌てた対応ぶりから明らかですから、いろいろなところにこの仕組みの間違い (Bug) が潜んでいるでしょうね。みずほ銀行の障害の原因がわかったという話を聞かないのですが、例えば 3 軒以上の支店が応答しなかったら特別扱い、なんていう仕組みが動作しなかったのではないでしょうか。

再臨界は起こらない:吉岡律夫・(株)日本システム安全研究所 (Link)

昨日の Post ”Fukushima 吉岡律夫氏による解説 (3)”への Link
18 日の Post ”Fukushima 吉岡律夫氏による解説 (2)”への Link
17 日の Post ”Fukushima 吉岡律夫氏による解説”への Link

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